
ヘナ染めを始めたのは、今から3年前のことー
もともと私の髪は量が多く、クセもあり、太くしっかりした髪質でした。
CA(客室乗務員)時代は黒髪でしたが、40歳を過ぎたあたりから白髪が目立つようになり、月1ペースで美容院で染めていました。
しかし、1年ほど染め続けた頃から、次第に髪や頭皮の変化を感じるようになります。
- 頭皮が硬くなった
- 髪が細くなった
- 今までにないクセやうねりが出てきた
- ボリュームがなくなった
全体的に髪に元気がなく、扱いにくくなっていったのです。
カラー剤を変えても、良い変化は感じられなかった
美容院で「髪に優しい」と言われるカラー剤に変えたり、トリートメントをしてもらったり。
ホームケアでもお高めのシャンプーを試したりしましたが、どれも特に効果を感じることはありませんでした。
「このままどんどん髪に元気がなくなっていくのかな…」と落ち込みながら、髪についていろいろと調べていたときに出会ったのが「ヘナ」でした。
初めてのヘナ染め体験
ヘナ染めの写真を見ると、最初はオレンジ色。でも数日経つと赤茶色に落ち着くとのこと。
それでも気になる場合は、ヘナの後に「インディゴ」を重ねることで自然な黒に近づけることもできるそう。
何より惹かれたのは、植物由来の染料だという点。
化学染料が合わないかもと思っていた私は、思い切って近所のヘナ染めをやっている美容院を予約しました。
実際にやってみて感じたこと
- 植物の香りが強く、濃い抹茶のような匂い
- 染め時間が長く、1時間半かかる
- だるいような、眠気のような感覚(個人差あり)
実際、私は置き時間中にうとうとしてしまいました(笑)
「ヘナをするとよく眠れる」という話も美容師さんから聞きました。
ヘナを洗い流し、シャンプーはせず、ドライヤーで乾かして終了。
インディゴを重ねる場合は、当日でも良いですが、2、3日後に染めると色持ちが良いそうです。
美容院ではそのままインディゴも塗布してもらっていました。
しかし私はインディゴの使用感が合わず、初回以降はヘナのみで染めるようになりました。
最初はゴワゴワ…でも数日後に変化が!
初回の感想は正直「これ、本当にいいの?」という感じ。
とにかく髪がゴワゴワして、きしむ。これが「ヘナショック」と呼ばれる現象のようです。
でも、数日経つと髪にボリュームが出て、少しずつハリを感じるようになりました。
それから月1ペースでヘナ染めを続け、美容院で3回ほど染めたあとは、YouTubeで自宅ヘナ染めをしている方の動画を見つけ、自分でも挑戦してみることに。
自宅でヘナ染めをするメリットとデメリット
◎メリット
- 気になったときにすぐ染められる
- 予約不要で、自分のペースでできる
- 流したあと、そのまま入浴・就寝できる
- コストが安い(1回あたり約700円〜)
△デメリット
- 染め道具が必要
- 後ろ髪が染めにくい
私は、次の道具で染めています
- ビニール手袋(100円ショップで何十枚か入ったもの)
- アルミのヘアキャップ(Amazonで購入。100円ショップにもあり)
- 染めるブラシ(Amazonで購入)
- 小さなボウル(ヘナを溶く用)
ケープは使わず、汚れてもいい黒い服で。
お風呂に入る1時間半前にヘナを塗り、ラップ→タオル→アルミキャップの順に覆って、家事や読書をしながら過ごします。
その後、お風呂に入って洗い流し、ついでに入浴も済ませて眠る、というのが私の定番ルーティンです。
使用しているヘナとコスパ
これまで使ってきたのは以下の3種類です。
- マハラニヘナ
- 与論ヘナ
- エコヴェーダ
どれも気に入っていて、内容量は100g・価格は1980〜2980円ほど。
ショートヘアの私は1回につき約33gを使用し、マヨネーズ程度の硬さにぬるま湯で溶いて使っています。
現在のヘアケアスタイル
染めたあと白髪部分がオレンジ色になりますが、私はあまり気になりません。以前の私だったらしっかり染めて、少しでも若くきれいに見えるようにということを優先していただろうなと思います。
それよりも、ツヤやボリュームが出て扱いやすく、何より髪が元気なことの方がうれしいのです。
カットは気が向いたときに行けるカット専門店(1回1,540円)を利用。
この組み合わせで、しばらくは自分らしい髪のケアを続けていきたいと思っています。
お金や時間をかけて”足すこと”ばかりが良いわけではない、自分の身体が満たされる選択をすることで、気持ちも財布もぐっとラクになることを、ヘナに教えてもらいました。


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