
家計管理ツール(マネーフォワードME)を見ながら、まずは“一度すべて洗い出す”ことが大切です。
見える化すると「いつの間にか払っている」「惰性で続けている」支出が見つかります。今回は我が家の実例をもとに、どのように見直したかをまとめます。
1. 全契約を一覧化する(まずは洗い出し)
マネーフォワードMEで1年間の支出を確認しながら(←ここポイント!)、サブスクや定期支払いを一覧にします。記憶ではなく「実際の支出を見る」ことで、見落としていた契約が見えてきます。
我が家の場合:
- Amazon Prime(夫・私それぞれ加入 )
- Netflix
- YouTube Premium
- マネーフォワードME(アドバンスコース)
- iCloud(夫・私それぞれ加入)
- NHK受信料
- ConoHa WING(ブログのレンタルサーバー)
- ファンクラブ(私・長女・長男それぞれ)
- 火災保険
- 子どもの習い事
- 家賃(定期支出として把握)
- auスマートパスプレミアム
- 保険・格安SIM・光回線 → 「固定費の見直し第3弾」以降で解説!
2. 「二重払い」「うっかり契約」を発見!
記憶だよりではなく、マネーフォワードMEで確認することがポイント!
これまで一度も見直したことがない方は、ぜひやってみてください。思わぬ“落とし穴”が見つかります。
ここで我が家の見落とし事例をさらします(笑)。
- NHK受信料、二重で引き落とされていた!
4月と11月にNHKからの引き落としがあることを発見。NHKに問い合わせると、夫が一人暮らし時代からの契約が残っており、なんと20年以上二重払いに…。後日無事返金されました! - マネーフォワードME、料金の高いアドバンスコースに入っていた!
夫に契約を任せていたら、スタンダード(年5,940円)ではなく、資産形成アドバンス(年10,700円)に。これもツール上で確認しなければ気づけませんでした。 - auスマートパスプレミアム、解約忘れてた!
息子のスマホ代が毎月500円程高いことに気づき、不思議に思い明細を確認したところ、契約時に「初月無料」と言われ加入したまま解約し忘れていたことが判明。4年間で約24,000円もムダに…。本人は加入していたことすら知らず!
3. 見直しの方針と実行例
“うっかりサブスク”を潰したら、次は「今、使っているサービス」を基準に見直します。
- Netflix:視聴頻度が落ちたため一旦解約。見たい作品が溜まったら長期休暇に単月契約するスタイルへ変更。→ −1,490円/月
- Amazon Prime:夫婦別々で加入していたが、私の分は更新せず夫に統一。→ −5,900円/年
- マネーフォワードME:マネーフォワード光に含まれるため実質無料に。→ −5,940円/年
- ファンクラブ:子どもがアルバイトを始めたため、支払いを本人負担へ。娘は更新せず解約。→ −4,140円/年
- 火災保険:戸建て用(年20,000円)→賃貸向け必要最小限プラン(年約4,000円)に変更。→ −16,000円/年
- 習い事:スイミングと学研を退会。→ー15820円/月
4. 習い事・ファンクラブも“サブスク”の一部
サブスクは動画配信や音楽サービスだけではありません。
「継続的に支出が発生するもの」すべてを対象にするのがポイントです。家賃、習い事、ファンクラブ、保険も定期支出です。
我が家では、ファンクラブ費を本人負担に切り替え、長女は更新せず解約することで負担を減らしました。
習い事も「惰性になっていないか?」を親子で話し合い、
「何ができるようになりたいか」「どこまでできたら辞めるか」を明確に。
辞めるときも半年〜3か月前など早めに伝えると、先生も快く受け入れてくださり、子どもも「あと◯回だから頑張ろう」と前向きに取り組めました。
またやりたくなれば再開すればいい、そう思えるようになりました。
5. まとめ
今回のサブスク見直しで学んだのは、「見える化 → 今を基準に要・不要を判断 → 使っているものだけ」という流れがいちばん効果的だということ。
マネーフォワードMEのようなツールを使って支出を一覧にし、年に一度は見直すことで、無駄な出費を減らせます。
気づかないままだと、サブスクは知らぬ間にお金をチューチュー吸い続ける存在に…。
一つひとつの金額は小さくても、年間で見ると大きな金額になります。
今回の見直しでの年間削減額(確定分)
- Netflix:−17,880円
- Amazon Prime:−5,900円
- マネーフォワードME:−5,940円
- ファンクラブ:−4,140円
- 火災保険:−16,000円
- auスマートパス:−6,000円
- 習い事:ー114820円
合計:約170680円
この小さな積み重ねが、1年後の家計に確実に効いてきます。
次回は「固定費見直し 第3弾:通信費(格安SIM・光回線)」についてお話しします!


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